『2nd』

 #1:幻影の中で
2ndCDのオープニングを飾るのは強烈に変態チックなこの曲です。
ファンク、ボサノヴァ、ハードコアの要素もあり、どこかしらポップでありつつ、
信じられないような展開をして聴く人を最後まで裏切り続ける。
そんな造天寺らしい曲です。
この曲で音源としては初めてベースがスラップ(チョッパーとも言う)を披露しています。
実はこの音には録り方に工夫がありまして、、、秘密なんですけどね!


 #2:獣の色
2ndCDの2曲目はジャジーな感じのバラッドのこの曲です。
この曲は前のバンドからかれこれ8年位演ってるんですが、色褪せてないですねぇ♪
常に進化していってる曲だと思います。
今回のレコーディングでベースのフレーズが相当工夫されました。
すごく「歌っている」ベースなんで、あえてギターは控えめにミックスしています。
ギターソロ、ジャジーなフィーリングで弾いてるんですが、
実はこれ4回位弾いた内の1テイク目です。
音出しチェックのつもりでいい加減に弾いたんですが、
リーダーが絶対1回目がいい!って言うもので…。今では気に入っています。
ギターソロにのみ、別のギター、別のアンプを使っています。
普通ギタリストは音作りに凄く気を使って時間をかけたりするものなんですが、
アンプのセッティングもBの大ちゃんまかせ(笑)でも、なかなか良い音で録れました。
この曲には2回サビがあります。
途中からエモーショナルなリフに絞り出すようなヴォーカルに。
なぜか女性に人気のある曲です。


 #3:渇いた砂
2ndの最後を飾るこの曲は造天寺らしいといえば造天寺らしいヘヴィで混沌(カオス)を感じさせるような、
それでいて心の中を写し出すような「景色の見える」リリカルな佳曲です。
全部16で刻む複雑なリフ、かと思えば大サビではベースは頭から8小節Fの1音だけで押し切るという
大胆なアレンジ、造天寺の得意技です。
そして、「命の重さに潰される」という詞が心に響いたという人多数です。
この詞は答えをあえて求めていません。「涙ながらに月を見て」います。
答えはそれぞれが見つけて下さい。いや、みつからなくてもいい、探してみて下さい。
ミックスダウンを終えてまずB梶原に聴かせたのですが、
その時の彼のコメントでこの曲の解説を〆たいと思います。
「自分のバンドの曲なのに、どんな曲か知ってるのに、トリ肌が立ったよ。頭のてっぺんまでゾゾーっと。」


 ※ボーナストラック2
もちろんボーナストラックは03/04/15に会場に来た人に配ったCDにしか収録されていません。
どの曲が入っているかは秘密です。
皆が好きなあの名曲がアコースティックで入ってます。
僕と狂声尾石の2人で録りました。
これは狂声のハーモニカと僕のコーラス以外は完全に一発で録りました。
疲れきった狂声のヴォーカル(笑:しかし、いい具合に力が抜けていい感じなんですよ!)
若干歪んでしまったギター(苦笑)録り直したいのはヤマヤマですが、ま、これも味かな、と。




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