結成前夜 2

そして'02年10月、SMJに大きなイベント参加の話が舞い込んで来た。
佐世保市政百周年の記念イベントでの演奏である。
ところが、ドラム柳氏の不参加が決定し、梶原は元々交流のあった「Suns or cloud」の綾戸にサポートを要請。
それ以前から梶原は「いいドラム叩く若いコが居る」と浦川に語っていた。
「サンズは一度も観た事なかったけど、大ちゃんが言うなら間違いないだろう、と思った」(浦川)。
綾戸は要請を快諾。「元々梶原さんのベースが好きだった」(綾戸)。
SMJは2日間のイベントにおいてアマチュアバンドのトリをつとめ、ギターウルフ、DMBQらと共演。
そして12月、来月に迫ったSMJのライブでの林氏の不参加が決定的に。
急遽、浦川、梶原、綾戸の3人で話し合いがもたれる事になった。
「『こうなったら、最悪3人でも演るしかない』というつもりだった。」(梶原)。
先に到着した浦川と梶原の2人での話。
…とりあえず、ちゃんと歌えて、激しく、クレイジーな感じが出せて、
SMJの複雑な曲や意外な展開の曲にも合わせられる人…難しい注文だった…ハズだった。
「そんな人そうそうおらんよね」そう言いながら、
「俺、一人思い浮かぶっちゃけど…維新のヴォーカルの人…」浦川がそう言うと、
「僕もそう思ったんよ。でも、綾戸君にも聞いてみらなね。」と梶原。
後から到着した綾戸に同じ質問を投げかける。
「〜そんな人そうそうおらんよね?」「居るじゃないっスか」即答だった。
「『綾戸君にも聞いてみらなね。』そう言いながら、綾戸君が来る前に心は決まっていた」(梶原)。


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